婚活というと、今思うとまさに2007年後半から2008年前半までは、「婚活」の期間だったと思います。
当時は、まったく結婚願望がなく、あってもあきらめていた30代前半だった私は、派遣社員として働いていましたが、仕事に追われる忙しい日々を過ごし過ぎて、身体を壊してしまいました。これがきっかけで、人生や結婚について考えていくうちに、私の人生には、やはり結婚が必要だと気付きました。
それからというもの、結婚に対する見方を180度変え、今まで避けてきたお見合い、合コンやお見合いパーティーに参加をしてみようと行動を起こしました。
そして、結婚に対する想いを、素直に出すことによって、私自身も自分に正直になり、これらの婚活のあらゆる機会には、少しずつ心を開くようになりました。
その結果ですが、自ら足を運んだお見合いパーティーで主人と出会うことができました。お見合いパーティーは会社主催で、規模は、全体合わせて、150〜200名でした。お見合いパーティーは、この1回のみ参加しました。
実際のところ、主人と出会うまでには、結婚に対する自分自身への更なる分析が必要でした。
例えば、どのような人を望み、またどのような人が自分自身と合うのか、どのような家庭を築きたいのか、人として何が重要かといった様に問い詰め、具体的に絵を描きました。分析の結果として、私は、何よりも人柄を重点に置き、決して、経済的な条件では判断しないように心がけました。
ただ、当時の私の年齢では、ゆっくりと相手を探すことはできないと判断をし、無駄に行動をしないようにしていました。
ここまで見ると、私がかなりいき込んで婚活をしたようにお思いになるかもしれません。
しかし、実のところ、主人と出会った頃は、仕事が楽しくて、それなりに充実していたので、結婚願望は薄れていました。
主人と出会ったのは、主人の職場主催のお見合いパーティーでしたが、気負った姿勢がなかったのが、良かったのかもしれません。
今思うと、主人の方も、上司の命令でただ参加していたそうで、見つかったらいいなという軽い気持ちだったそうです。
確かに、出会ったときの主人は、若干緊張はしていたものの、私と一緒に参加した友人達にも気を配って、気軽に話をしてくれました。
同じテーブルに、威圧的で、仏頂面で座っている男性もいて、たばこを吹かして、同じテーブルにいる私達女性陣を受け付けない様子でした。
その男性のお蔭なのかもしれません。おもてなしをしようとしている主人のような男性陣が、引き立っていました。これは、女性にも言えることかもしれません。
出会ってからは、主人とのデート先はいつも自然の中でした。
当時の主人の職場が、熊本でしたので、週末は山を中心にドライブでした。私にとっては、忙殺される毎日から解放できる感じがして、また自然のゆっくりとした時間の中で、主人の穏やかな性格に癒されていたのかもしれません。
最後になりますが、時間が経って思うことがあります。
婚活は、己をよく知り、臨むことが大切ではないかと思います。
いろいろと成就するテクニックがあるかもしれませんが、やはり自分自身を知らずして、アピールすることはできないと思います。男女関係なく、周りに期待する前に、自分自身をよく知り、婚活することをお勧めします。