30代後半、会社員の女性です。婚活していたのは30~31歳頃の東京在住時。現在は結婚し、夫の転勤に伴い地方に住んでいます。
婚活を始めた理由は、30歳を目前に当時付き合っていた彼と別れ、割切れない気持ちを抱えつつも、年齢も年齢だし、早く次に進まなきゃ…!という焦りの気持ちがあったためでした。
手初めに、予備知識も何も無かったので、王道のツヴァイ、オーネット、サンマリエというザ・結婚相談所をトライアル訪問しました。ただ、どこも「本気で今すぐにでも結婚したい!」という気概のある方が登録しているように思い、私のように半分彼氏と別れた腹いせで登録するのは申し訳ない気分になる、また、やはり費用が高額ということもあり、本登録はしませんでした。結婚相談所は、間に入ってくれるのもプロですし、費用や条件によるふるい分けへの抵抗感がなく、真剣にパートナーを求める方にとっては良い手段なのではないかと思います。
次にやってみたのがインターネット上の無料婚活サービス。自分の簡単なプロフィールをネットに載せて異性にアプローチし合う、というものです。無料サイトということで、どんな人がいるか分からないので、写真や個人情報には十分注意した方がよいでしょう。(1名、10分に一回のペースでメールしてくる半ストーカーみたいな人もいました…)
私は3名の方と、サイト上で何日間かチャット→携帯メアドを教えあう→実際に会ってみる→メール、チャットで連絡を続ける、という感じになりましたが、なんとなくチャット友達のようになってしまったり、他の女性会員宛てのメールを間違えて送ってくる人がいたり(笑)、結局お付き合いには至りませんでした。初期投資無しに気軽に婚活を始めたい人、チャットで性格や雰囲気を知りつつ、自分のタイミングで生身の相手に会いたいという人にはお勧めです。他方で「実際に会ってみてナンボでしょう?」と思う人には出会うまでのやり取りがまどろっこしいかもしれません。また、間に立ってくれる人がおらず、基本的には個人対個人でやり取りをすることになるので、自己責任で、十分に気を付けて使ってほしい、とも思います。
最後に、友人に誘われて気軽なノリで訪問した六本木にあるシングルズ・バーについて。入場時に身分証のコピーを店舗側に控えられるので、ちょっと嫌な気持ちもしましたが、安全管理上むしろ望ましい処置なのかもしれません。雰囲気は落ち着いた感じの普通のバーのようで、席の案内、交代などはスタッフにお任せです。私達の他にも二名以上で来ている人達が大勢いましたが、途中で別々のテーブルに案内されて一対一で男性とお話ししたり、また合流して、グループで来た男性とお話したり、と、その辺りはスタッフの匙加減なので気楽におしゃべりしていられます。なお、軽食メニューの代金はなぜか男性持ち、というルールだったのですが、辛うじてナッツを頼んでいるテーブルがたまにあるぐらいでした…女性も自由に頼めたらいいのに(笑)。
1時間半ぐらい居て、6組ぐらいの男性と話し、一応電話番号は全ての方と交換し、その内2名の方とその後一対一でお会いしました。良い雰囲気の中、またスタッフさんが目を光らせてくださっている中で、実際に対面して人となりを探りながらチャンスを広げられる、というのは、いかにもな婚活パーティと比べて自然体で緊張せずに過ごせると思います。言わば規模の大きな合コンです。ただ、お酒も入りますし、明らかに遊び狙いの人もいたので、結婚相手を探すことが目的であるなら、自分をしっかりと持っておかないと、流されやすい人は要注意な環境です。
私自身は結局その後、幼馴染のような人と結婚するに至ったので、上記のサービスがきっかけで、ということはありませんでした。ただ、婚活を通じて色々な人に会ってみて「やっぱりこの人がいいな」と思えた、という心境の推移があったので、婚活をして良かったと思います。男性も女性も、婚活当初は自分がどんな人を求めているのか、という点が漠然としていたり、理想ばかり大きかったりすると思うので、婚活を進める中で、本当に譲れないことを見極めたり、条件ばかりで人を選ばず感性を大切にしたり、とりあえず会ってご飯を一緒に食べてみたり、と、大事なところは守りつつ肩の力は抜いておく、というバランスがとれてくると、縁が向こうから舞い込んでくるのではないかと思います。
最近のコメント