婚活パーティーというものがある事をフリーペーパーで見て初めて知ったのは30代後半の頃でした。
そのころの私は転職してやっと正社員の事務員の職を手に入れたものの、会社都合でまた職を失うという状態を繰り返し、そうこうしているうちに世間では非正規雇用がどんどん増えていき、学歴も若さもない私は非正規の職を手に入れるのに半年以上もかかっていました。生活の為にはもう結婚するしかありません。
こうしてアラフォーになってやっと結婚を焦り出したものの、私の住む福岡市は女性が余っている状態という事もあり、この歳になると自然な出会いはなく、男性を紹介してくれたり合コンをセッティングしてくれたりする人脈もなかった私はもう「業者」に頼るしかありません。
とりあえずフリーパーパーで目についたエクシオに行ってみる事にしました。他にも婚活パーティーはあったのですが、その頃はまだ年代別に開催しているのはエクシオぐらいで、他のパーティーは全ての年代が一緒に参加するものが多かったです。既にアラフォーになっていた私。20代の若い女の子が同じパーティーにいたら勝てるわけがないので、「年代別」というのは重要。
というわけで40代コースに申し込み、人生初の婚活を始めました。「回転寿司方式」と言われているパーティーです。開始前に書いたプロフィールカードを見せながら参加異性全員と数分ずつ話して、気に入った人がいたらその後のフリータイムに自分からその人と話をしに行く、もしくはアプローチカードを書く時間があるのでそれに気に入った人の番号を書いてスタッフに渡す…というシステムです。
でもプロフィールカードがあるとはいえ、共通の話題があるわけでもない初対面の人と会話を続けるのは大変です。何度も参加していくうちに私なりに何となく「会話対策」として有効かなと思ったのは「普段からテレビをぼんやりとでいいから見ておく」という事でしょうか。
テレビを見ているといろんな情報が入ってきます。浅く広くいろんな情報を知っておけば、プロフィールカードに書いてある相手の趣味などに関してちょっとでも話題を広げる事ができます。男性の場合、自分の趣味に関する事はとても詳しく、何分でも話す事ができるけどそれ以外の事は全く会話できない、という人が結構いますので…。いわゆる「コミニュケーション能力」がない、という事なのでしょうが、「いろんな話ができる」というのは婚活に限らず職場でも家庭でも大事だと思います。
私は何度もエクシオのパーティーに参加して、何度かカップルにもなった事がありますが、結婚までには至りませんでした。私がカップルになった男性達は既にバツイチで子持ちの人が多かったのですが、そんな人はあまり結婚願望がないようです。他の婚活パーティーもそうですがエクシオも「カップリングパーティー」であって、そこでカップルになっても必ずしも「結婚前提」で付き合う必要はないんですよね。今は結婚を希望している人限定のコースのパーティーもあるようですが、婚活は恋活と違ってカップルになってから結婚に持ち込むまでが難しい活動です。
結局、30代後半から40過ぎぐらいまでかなり何度もエクシオに参加しましたが、一度カップルになっても付き合いが続かずに別れてしまった人とまたパーティーで再会したり、そうでなくても同じ顔触れが続くようになったりで他のパーティーに行くようになってしまいました。
でもエクシオは全国でパーティーを開催してる大手だけあって進行の段取り等はもたもたする事なく、その点では不快な思いをする事はありませんでした。婚活パーティーデビューをする人にはおすすめできると思います。
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